[コメント] ベルサイユの子(2008/仏)
ホームレスという現代人に判り易い記号を使いながら、ショレールはわざと説明を放棄し、表情や視線といった曖昧な表現方法で語りきることで、ペダンチックに物語を塗りこめる。子供を使ってのお涙頂戴に逃げなくとも、むしろ独善を表沙汰にしていることで高くは評価できず、作品の価値を危うげにしているように取れた。
(水那岐)
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