[コメント] WALL・E ウォーリー(2008/米)
「ああ、未来のロボットはやっぱり人工知能がすごいんだなあ」という感想でした。[新宿ピカデリー1/字幕版/SRD]
本来は、皆さんがコメントしているような「健気なゴミ処理ロボットとツンデレロボット」の話と理解すべきなんでしょうけど、どうしても彼らロボットを擬人化して考えられないのです。
多分、人間とロボットが一緒に出てくるのが原因じゃないかと思うんですよね。アニメじゃなく実写ぽい人物が出てくる箇所もあるし。一方でロボットたちは片言のセリフしか話さない。たとえば『カーズ』だと登場するのは車だけで、その車もちゃんとしたセリフを喋るので、出てくるキャラクターを頭の中で擬人化するのは簡単なのだけれど、本作のロボットはやっぱり単なるロボットとしか思えず、人間らしいロボットというよりは、高性能な人工知能を積んだ機械という印象しか持てませんでした。これって結構致命的だと思うのですが…。
まあ、それでもビジュアル面ではやはりピクサーの力を認めざるを得ません。AXIOM艦外での消火器を使った宇宙遊泳などは「名シーン」の一言で片付けるには惜しいものです。こういった点ではピクサーのブランド力(?)を存分に見せつけているだけに総合評価をどうするか迷いましたが、苦渋の★3です。
ところでこのBuy n' Large (BNL) 社とかいう企業、食品から交通機関まで手広く事業展開しているようだけど、AXIOM艦もBNLの持ち物っぽいし、もしかしてこの世界はすべてがBNLの支配・統制下にあるってことなんでしょうか。冷静に考えるとそっちのほうがずっと怖いんですが。
※熟慮の結果、評価を1つ下げて★3にしました。
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