[コメント] 百万円と苦虫女(2008/日)
今まで見た蒼井優の中で一番好きな蒼井優。
最近、なに考えてるのか、どう思ってそうしてるのか、もうさっぱりわかんねえよお前!って人が出てくる映画が多かった(私にとっては、ですが)なあと思っていたのですが、自分を知っている人がいない土地に行きたい気持ちも、不安になってあんな手段に出てしまう中島君の気持ちも、共感できてすっと入っていけたのでとても見やすい映画でした。ていうか中島君にはすごい感情移入してしまった。私もああしてしまうかもしれない。
自分のことを知らない土地でしがらみを断ち切って生きて行きたいって誰でも考えたことがあると思うし、私はいまだに時々そう思うけど、しがらみってなかなか断ち切れなくて、実行に移せない。そこをすっぱりと行動に移してしまう鈴子の姿は、行く先々の海や山の景色と合わせて、なんか日ごろの鬱憤を晴らさせてくれるというか、鬱屈した気分をすっきりさせてくれる。 しかし蒼井優は行く先々でモテモテですな。
見終わったあとにモヤっとしない良い映画。どうでもいいけど、しがらみなんてどこにでもついて行くから、せいぜいついてきたものは大切にしようって、好きな漫画に書いてあったなあ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。