[コメント] ショートバス(2006/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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決して「おカマのトンネル掘り」の事ではないのだが・・・、という冗談は置いておいて、ファーストカットのモザイク局部のアップで、劇場の椅子から転げ落ちそうになった。いや、マジで。
そのあと、もうどうしようか?と思ったが、何とか最後まで見ることが出来た。しかし、実際あそこまでドギツイ性描写が必要であったか?。せめて同じシーンを、アングルやカット割を工夫して、「モザイクなし」で上映できるような撮影が出来たはず、映画なんだから。
だからであろうか、メイン登場人物の中で、唯一「脱いでない」SMの女王セヴリンの部分が、一番共感できたし(「NYはお金がかかりすぎる」と嘆くシーンは大好き)。
中国系の女性カウンセラーの話では、夫とよりも、ゲイカップルたちよりも、セブリンとの交流よりも、ドラァグクイーンのジャスティンとの「キスシーン」が、なぜか一番ドキドキした。ジャスティンがこの映画の登場人物の中で、一番成熟した「大人」。男とか、女とか、そういったいろんなものを超越した存在。彼が(彼女が?)いるだけでとても安心できると共に、この映画のメインテーマを体現している。
・・・と、判ったような、判らないようなことを、アレコレ書いてみたけど、実はやっぱり判ってない。そういう意味では『ヘドウィッグ』のほうが、ずいぶん判りやすかったし、「歌」がテーマだったので、楽しかったのね。
あと、今回は「一人」で見に行ったんだけど、一緒に観に行く相手を選ばないと「誤解」されるかも。
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