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[コメント] ショートバス(2006/米)

※業界用語「ショートバス」・・・通常、大型観光バスは12mの長さであるが、修学旅行生が上高地を訪れるために、入り口である「釜トンネル」の細く曲がった道路を行けるよう、11mの長さで作られたバスである(最近ほとんど無くなった)。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







決して「おカマのトンネル掘り」の事ではないのだが・・・、という冗談は置いておいて、ファーストカットのモザイク局部のアップで、劇場の椅子から転げ落ちそうになった。いや、マジで。

そのあと、もうどうしようか?と思ったが、何とか最後まで見ることが出来た。しかし、実際あそこまでドギツイ性描写が必要であったか?。せめて同じシーンを、アングルやカット割を工夫して、「モザイクなし」で上映できるような撮影が出来たはず、映画なんだから。

だからであろうか、メイン登場人物の中で、唯一「脱いでない」SMの女王セヴリンの部分が、一番共感できたし(「NYはお金がかかりすぎる」と嘆くシーンは大好き)。

中国系の女性カウンセラーの話では、夫とよりも、ゲイカップルたちよりも、セブリンとの交流よりも、ドラァグクイーンのジャスティンとの「キスシーン」が、なぜか一番ドキドキした。ジャスティンがこの映画の登場人物の中で、一番成熟した「大人」。男とか、女とか、そういったいろんなものを超越した存在。彼が(彼女が?)いるだけでとても安心できると共に、この映画のメインテーマを体現している。

・・・と、判ったような、判らないようなことを、アレコレ書いてみたけど、実はやっぱり判ってない。そういう意味では『ヘドウィッグ』のほうが、ずいぶん判りやすかったし、「歌」がテーマだったので、楽しかったのね。

あと、今回は「一人」で見に行ったんだけど、一緒に観に行く相手を選ばないと「誤解」されるかも。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ユキポン けにろん[*]

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