[コメント] バブルへGO!! タイムマシンはドラム式(2007/日)
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まずバブルっても俺も全く恩恵は受けていないのでどういうもんだったのか興味深く見させてもらった。あー都心ってあんなだったのね。そりゃ弾けるよなぁ。
あとバブルが崩壊するってのは87〜88年位からだったか海外のメディアでは日本崩壊のシミュレーションが行なわれてて結構知られていた事だとは思う。誰も気がつかなかったってわけでもない。ただどうやっても崩壊は止められなかった、ってだけの話だよね。
しかし一番ショッキングなのは広末辺りだとバブル時代は生まれてはいたけど覚えていないって事だな。あと八木アナウンサーとラモス、変わってないよ(笑)
あ、映画の感想。正直広末というキャラクターは2007年を象徴する様なキャラではない。この女優は吉永小百合と似てて時代を超越しているキャラクターだ。そういう意味じゃ今を象徴する一発屋っぽい芸人にやらせた方が2007年代表対1990年代表という対立軸になりやすかったかもしれない。
それにしても阿部寛は器用だ。広末はどうも男性相手のキャラとの噛み合わせがちぐはぐな場合が多い女優だと思う(男優が往々にして引き気味になるため)のだが彼はなかなか上手くそこら辺を処理しててバランスが絶妙だ。おかげでかいつになく広末がなかなかフィットした映画となっている気がする。そうか、相手でどうとでもなるのか。
あと料亭シーンは企画自体意味がわからん。芸者の広末が見たかったのか森口が若く見せられなかったのか謎だ。それとあの携帯。あれが生きていればその技術と内部情報を利用した日立がパソコンOSの世界制覇に乗り出しマイクロソフトと世界を二分する未来…という続編を作れなくも無い。まあその場合、その未来を打ち消すのが良い事なのかどうなのかわからんけど面白そう。
最後のシーンだけど銀行が統合されずに「富士銀行」とか「住友銀行」とかもちろん「長銀」もあっても良かった。それはそれでほろ苦いエンディングとなった事でしょう。
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