[コメント] ラスト・ワルツ(1978/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まず、リヴォン・ヘルム、ドクター・ジョン、ニール・ヤング、この3人の気持ち悪い歌い方は必見。カラオケでこんな歌い方したらみんな引く。キャロル・キングは才色兼備だね、ジョニ・ミッチェルはちょっと出っ歯だけどそのぶんボイン(個人的にはこっちの方が好み)、相変らず電気走りまくりのメイヴィス・ステイプルのヴォーカル(もっと歌わせんかい)、白豚化しつつあるヴァン・モリソンがチビだという事を再確認、旅回り一座の座長のようなロイ・ホーキンス、すっかりマイペースな男の中の男とそれにくわれてほどんど印象に残らないポール・バターとエリクラ、よく知らないニール・ダイアモンドとエミール・ハリス、おまけのリンゴ・スターにおまけのおまけのロン・ウッド、サニーボーイの話にちょっと涙、そしてkazbyさんも書かれてますがボブ・ディランの1曲目と2曲目の間のあのバンドのメンバーの真剣な表情。次何やるんだー、出遅れたらシャレになんねーよ、あの人怒んねーからよけー怖えーよ(フィクションですが)。ディランはロビー・ロバートソンに曲名か何か言ってましたけど、後ろのリヴォンの目はかなりきてましたね。
たった2時間弱でアメリカ音楽の全てを表現することは到底不可能な事ですが、この作品にはアメリカ音楽の良質なエッセンスがかなり濃いー汁となって滴っております。オジサンにだけ聴かせとくのもたいない、大きなのっぽの平○○なんて聴いている場合ではないのです。(でもカナダ人なんだよなー)
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