[コメント] インサイド・マン(2006/米)
全体の作りが巧妙で自然とのめり込んでしまっていた。この映画がよかった一番のポイントは謎にしたこと。
作品自体すごくよくできてる。何気ない伏線やオチなんかもなるほど、と思わせる出来で思わずにやけてしまった。素直に面白くて引き込まれてしまった。
この映画をなぜここまで面白いと感じたかといえば、それはほとんどを謎にしたことだろう。犯人の正体は謎、目的も謎、人質が誰で何人かも謎、何をしてくるかも謎で、その上警察側の行動は読まれてしまう。観ている者を警察側と同じ目線に立たせ、謎に包ませ混乱させた。このことによって自然と映画に引き込むようにさせていた。この点がこの映画において一番巧かった点だと思う。
しかしこれだけ全体的に巧く作ったにもかかわらず、大満足ではなかったのが残念。展開よし、テンポよし、でもインパクトは薄い。正直後味に残るのは感心とすっきりとあっけなさだったと思う。だから★4止まりだったかな。
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