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[コメント] Uボート 最後の決断(2004/米)

従来の艦長暴走型の潜水艦映画に比べ人間ドラマに重みが感じられた。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







潜水艦パニック映画。

船員たちの命を救うために敵同士という現実の中、協力しあうドイツ兵とアメリカ兵の複雑な感情の絡み合う展開は、従来の艦長暴走型の映画に比べ、人間ドラマに重みが感じられた。

アメリカ側にアメリカ人俳優は当然として、ドイツ側にしっかりとした演技の出来るドイツ系の有名俳優をきちんと配置し、ドイツ語で喋らせている点も評価したい。ドイツ側とアメリカ側双方に艦長と副官とのドラマがあるが、どちらかに隔たると言うことがなく、バランスがとれていた。終盤でドイツ軍からは裏切り者として狙われ、アメリカ軍からは敵と判断され、攻撃を受けるシーンは緊迫感があり、潜水艦の特撮もまずまず迫力があった。

不満な点としては、米兵を救助するまでのシーンがなく、いきなり救助してしまったので、ヨナス艦長が米兵を救助した真意が今ひとつつかめなかったところ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)takamari[*]

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