[コメント] モナリザ・スマイル(2003/米)
ジュリア・ロバーツを起用して急進フェミニズム的女教師を主人公にしてはいるが、期待したほど破天荒さは無く、単にキレ易い性格なだけ。また、女学生たちの心の動きも読み解きづらい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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名画「モナリザの微笑」をジッと注視していると、モナリザの表情には幾つかの微笑と喜怒哀楽までが同居している。レオナルド・ダ・ヴィンチに答えを求めないとそれは永遠に解らない。
本作は現代の女性が持つ悩み=”仕事をとるか家事に没頭するのか、はたまた両立させるのか”をサラッと描き過ぎている。
法科大学に受かった女学生が結局、結婚の道を選んで諦める。高慢イジワル優等生なベティキルスティン・ダンストを含む全ての女学生の支持を得られた様に見えたラスト、その展開はあまりにも唐突で性急で「目的を持ちながら迷える人」というセリフだけで片づけられている。ロビン・ウイリアムスが主演している学園モノの様なものを作りたかった様だけど、「モナリザの微笑」の様な深みがこの映画には無かった。
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