[コメント] 誘惑(1957/日) - 更新順 (1/1) -
他愛無い恋のアラベスクなのだが老人を軸に据えて昔の恋人の娘・自分の娘・店の使用人の3方位への意識の流れを頻繁にモノローグで語らせることにより高位な文学臭が発生する。多様な周辺人物の捌きも闊達であり、繋ぎも気障寸前の寸止めが品位をもたらす。 (けにろん) | [投票] | |
茫洋とした千田是也はじめ出演者は皆いい味出しているのだけど、いかんせんキメのギャグが空振り続き。もっと笑わせておくれよ。千田・芦川の突然の倒錯美が印象に残る。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
50年代日活作品のくくりを破るものではないが、エンタテインメントに徹した中平康の腕は確かだ。ついでながら、渡辺美佐子が大変よいです。[ユーロスペース2] (Yasu) | [投票(1)] |