コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 情婦(1957/米)

メガネがつぼ。確かに相当面白い作品ではあるものの、ちょっとやりすぎ感あり。ワイルダーはルビッチ師匠のあの洗練と軽やかさとは無縁の人だった。
tomcot

その明解さ、しつこさがあってこそ、これだけ楽しいのだとは言え、そのことによって得られないものもある。ワイルダーの映画には、誰よりもルビッチの映画にこそ見られた、映画の艶とも言うべきもの(もしくはアウラ?)がまるでない。そこが、ワイルダーに★5がつけられない決定的な理由。十分に面白いんだけど、映画としてどうしても物足りないのだ。ルビッチから学べなかったのが残念なのか、それがないおかげでワイルダーとしてのスタイルが築けたのか、なんとも言えないからまた複雑なのけど。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)crossage[*] ゑぎ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。