[コメント] 私の殺した男(1932/米)
これも傑作だ。ああ、このカットで終わったら凄いな、と思っているカットで終わる。ライオネル・バリモアの素晴らしさ。臭い説教じみた科白が彼の演技によって、なんと自然で心打つことか。
トラック移動が少々鼻につく面もあるが、戯曲的な脚本(だろう)を演出で見事な映画の画面にしている。冒頭の教会の椅子に出された両手のカット。パブから出てくるバリモアを静止させて、オフで軍靴の音が聞こえてくるトラックアップ。
#町の人達を窓々で繋げるシーンで明かなズームアップ、それも素早いズームアップが見られる。
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