キル・ビル同様にイマイチのれなかった。

キャストはスケールアップしたが、内容はアップなのかダウンなのかよくわからん・・。 「映画秘宝」とかだと全然オッケーなんでしょうが。

ジョニー・デップのおかげでムンムンバンデラスが割り食って、宿敵マルケスや今回のメイン悪役バリロ（Ｗデフォー）との対決軸が盛り上がらない。 ルベーン・ブラデスやアイフル犬抱えたミッキー・ロークまで絡んでくるので時間も長くてダレる。

肝心のガン・アクションだが、「リベリオン」を見た後ではあれを凌ぐようなケレン味はないし、ギターケース仕込の新ネタも苦笑モノ。 ジョニデが○○になってしまうことやデフォーも○○男に変身してしまうなど、掟破りのグロ技全開なのも困った。二人とも表情見えなくなっちゃうし、何より全然パワーアップしていないのだ。

いまだに素人が撮ってるようなガサツでイビツな演出だからこそ、メインの復讐テーマをギラギラと盛り上げて欲しかったのに。ヘンに「漢くらべ」なテイストまで盛り込んだので散漫になっている。

結局良かったのは最初と最後のキメキメラテンギターだけでした。たぶん、僕のように細かいことウダウダ言う奴はロドリゲスの楽しさはわからないんだろうと思う。