[コメント] 四谷怪談(1959/日)
大スター長谷川一夫に気兼ねしたのか、お人好しの伊右衛門とは!!こういう設定も面白い。 様式美の匠三隅研次が監督なだけあり、ホラー映画にしては妙に幻想的で切ないラスト。最後まで品の良さが残った不思議な怪談映画。
最後の30分間で怒涛のホラー映画に。それまでは、嫉妬や横恋慕が入り乱れる人情時代劇。
「私の顔はどうなってるの!?」「鏡を見せて!!」「私を見捨てないで!!」
なかなか画面に現れないお岩の変貌した顔。その引っ張る過程が恐ろしい。女の情念、執念の恐ろしさが際立つ物語ですね。
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