[コメント] ジョゼと虎と魚たち(2003/日)
いい出会いじゃないか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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どこにでも転がっていそうだけど、良く目を凝らさなければ見つからないモノ そう言う感じが全編に渡り漂っているのが良い。
例えば、拾ってきた本の中から金井晴樹なる人の名前を見つけ出して金井の妙な性癖を発見してしまうのも一つの発見であるならば、 変な婆さんが連れていた足の不自由な女の子の家に行ってみたらメシが非常にうまかったり(いや、これマジうまそうだなこのメシは)、魚が見れなくて帰り道に魚の看板のラブホテルに行ってみたらちょっとした魚が拝めたりするのも一つの発見であり出会いなワケだ。
つまり、何かに興味を持ったらもうそこには新しい出会いが始まっていて、 世界はどことでも繋がっているバリアフリーなんだと思わせてくれる、 そして、踏み出した世界で躓こうとも、 その先にはもう深海の中では無い接続可能な世界がたくさん広がっているのだと思える良い青春作品だったと思う。
それとこの脚本書いたのって女の人なのか、 なるほど、とどこか少し納得できる。 どこか冷静な中にも感情が溢れている世界を表すその雰囲気が。
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