[コメント] レイジング・ブル(1980/米)
キャシー・モリアーティへの猜疑はヤクザ絡みで発動するように見えるが、ペシが猜疑心に呆れるように、ヤクザによる社会化の圧を逸らす処方になっている。
スコセッシ節の人の内面に深入りしない唯物論は、モリアーティの内面を隠し彼女のサディズムを加速させ、デ・ニーロの肉体には玩具を弄するように改変を施し、役者根性の余波が芸人化という不思議な顛末を導く。
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