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[コメント] マップ・オブ・ザ・ワールド(1999/米=独)

テーマは良いのに焦点がぼけた構成力の無さのおかげでダルダルになった印象。ヒロインのウィーバーの人格設定に問題あり過ぎ。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







多少のノイローゼ気味であるというヒロインの設定くらいまでは許せるが,火の無いところに煙は立たないを実体するような激しい情緒不安定ぶりはテーマを揺らがせる。冤罪とは言えヒロインに激しく共鳴しかねる。そもそも誤解を招く発言や態度を繰り返して、事をややこしくしていくのは全部彼女自身!。投獄されても夫に命令口調だったり、自分の置かれている状況をちっとも把握できない様子はヒロインにして相当IQが低い。教師としてもクロエじゃなくとも全く信頼できない人格。また監督は余計なシークエンスを盛り込み過ぎて消化出来ていないのも作品をより混濁させる。ウィーバーの監獄内でのいざこざに始まり、ムーアストラザーンが親密になるのは非現実的でやりすぎの演出。一家の緊急時にシャキッとしないストラザーンのあの像は何なのか?。結局、深刻そうなテーマこそドカンと大きく打ち上げるもののダラダラ周囲をなぞるように描いて迷走の果てラストに至りドッと疲労。鮮明に記憶に残るのはパンツ脱いでベッドインのライフスタイルとかウィーバーのスタイルの良さとかだけだったり。…。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)Madoka[*] 緑雨[*]

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