[コメント] 西陣心中(1977/日)
京都の土着的な陰々滅々たる世界に陰々滅々な人々が織り成す共感度ゼロの物語なのだが、楷書の様に完成されたとも言える高林自身の撮影と次々と出ては消える一癖ある役者の連続が一応飽きさせない。配役の妙が閉塞された世界観にすっぽり嵌っているのだ。
(けにろん)
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