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[コメント] ブルグ劇場(1936/オーストリア)
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★4「まとめのフォルスト」はラストで見事にまとめ、拍手ものだが、やはりこの拍手は主人公ヴェルナー・クラウス の名演技に捧げられるべきものであろう。 (KEI)[投票(1)]
★4ウェルナー・クラウスはナチに共鳴し、『ユダヤ人ジュス』などナチスのプロパガンダ映画数本に出演したため、戦犯として捕らえられ、獄中死した。ドラマよりも実際の人生のほうが興味深い。 (りかちゅ)[投票(1)]
★4繊細で好ましい作品。老人の若い娘への勘違いとは高齢化社会に頻発するトラブルかも知れず。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4劇場は残り老優は去る。積み上げてきた過去の栄光と、今のほろ苦い現実を噛みしめながらも、しかし彼はなお毅然として己が道を進むのである。古都ウィーンらしい気品にあふれた秀作。[フィルムセンター] (Yasu)[投票]
★5奥行き深く描きこまれた個性豊かな人物たちの、その時々の心理と肉体、或いは関係性が、高低を強調した画面に置かれることで、更に高次の芸術性・劇的昂奮に結実している、オーストリアの至宝とも云うべき傑作で、映画演劇と形而上学、老いと若さ、微笑みと嘲笑、恋愛と芸術、天国と地獄の諸々について、正に語り尽くしたの感がある。荘厳なラスト、私はただ見惚れ、そして聞き惚れた。 (町田)[投票]