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[あらすじ] 血を吸うカメラ(1960/英)

撮影所でカメラ助手として働くマーク(カール・ハインツ・ベーム)。アルバイトは場末のスタジオでヌード写真のカメラマン、そして趣味は16mm映画の撮影というカメラ三昧の日々。三脚に仕込んだナイフが強い味方だ。昨夜はこれで街娼をプッツリ...恐怖におののく表情をしっかりカメラに収めた。こんな孤独なマークも、下宿の娘ヘレン(アンナ・マッシー)と人並みのデートをするようになって、少し変わってきた。しかし、またしても殺人を犯してしまい、警察の捜査の手が迫ってくる。E・プレスバーガーとのコンビで『黒水仙』『赤い靴』などの名作を手掛けたパウエルが、一転して異色の題材に取り組んだサイコスリラー。(□ 101分)

コンビ解消後の作品だが、プレスバーガーはこの猟奇的な作品に不快感を示し、以後再び組むことはなかった。

ホームムービーに映っているマイクの父親は監督のパウエルである。同じく少年時代のマーク役は監督の息子が演じている。

(評価:★4)

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