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[あらすじ] ショコラ 〜君がいて、僕がいる〜(2015/仏)

20世紀初頭のフランスで白人フティットとコンビを組み、「映画史上初めてスクリーンに登場した芸人コンビ」と言われ、大人気を得た黒人芸人ショコラの実話を映画化。落ち目の道化師フティットジェームズ・ティエレはドサ回りの一座で見世物にされていた黒人オマール・シーにコンビを組もうと持ちかける。彼らの芸は大ウケし、ついにパリの劇場からスカウトされる。パリでも彼らの芸は大人気を博し一世を風靡するものの、黒人故の差別と偏見に直面し、芸の上でも間抜けな黒人としてフティットに蹴飛ばされる己に苦悩し、賭博と酒に溺れていく…(119分)
シーチキン

ショコラは実在し1917年に没している。本作はそのショコラの生涯を描いたジェラール・ノワリエルのフィクション「ショコラ−歴史から消え去られたある黒人芸人の数奇な生涯」を原案としている。劇中、パリで人気をえたフティットとショコラのコンビがお菓子メーカーの宣伝用キャラクターに採用されるのは実話に基づいている。

またフティットとショコラのコンビの身体を使った芸は、映画の祖・リュミエール兄弟によってフィルムに残され、彼らは「映画史上初めてスクリーンに登場した芸人コンビ」とも言われている。本作ではエンドクレジットにおいてその貴重なフィルムが上映されており、軽業的な彼らの芸を垣間見ることが出来る。また彼らはロートレックの絵のモチーフにもなったとか。

本作でショコラの相棒となったフティットを演じたジェームズ・ティエレはかのチャップリンの実の孫である。

(評価:★5)

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