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[あらすじ] ルート・アイリッシュ(2010/英=仏=ベルギー=伊=スペイン)

テロが続発するイラクで活動する民間軍事企業の実態をケン・ローチ監督が現実の事件などを題材に描く。「ルート・アイリッシュ」とはイラク・バクダッド中心部から空港へ向かう道のことで、武装勢力による誘拐、襲撃が頻発し「世界で最も危険な道」と言われる。イギリス軍を退役し、民間軍事企業のコントラクターとしてイラクで仕事をしていたファーガスマーク・ウォーマックの親友で兄弟同然に育ったフランキージョン・ビショップがイラクで死んだ。ファーガスはかつてフランキーを高額報酬が得られるとイラクでの仕事に誘い、その死の直前、彼からメッセージが寄せられていた。フランキーの死に疑問を感じたファーガスは…(109分)
シーチキン

本作では、アメリカの民間軍事企業ブラック・ウォーター社の社員がイラク人17人を殺害した事件がモデルになっているといわれている。

また、劇中でファーガスに協力するイラク人ハリムタリブ・ラスールが話した「オーダー17」とは、イラクを占領しているCPA(連合国暫定当局)が発する「CPA指令17」のことで、これにより民間軍事企業に対し、イラクの法律を適用しないという事実上の「治外法権」が与えられている。

(評価:★5)

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