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[あらすじ] ウォーロード 男たちの誓い(2007/中国=香港)

太平天国の乱で激動する清朝末期、パン将軍ジェット・リーは反乱軍との戦いにおいて友軍の裏切り行為のために部下をすべて失った。失意のパンはアルフアンディ・ラウとウーヤン金城武をリーダーとする盗賊団と出会い、彼らに盗賊として追われるのではなく、官軍として志願し反乱軍と戦うべきだと誘う。アルフとウーヤンは、パンと「義兄弟を殺めた者には必ず死を」と誓約する義兄弟の契り「投名状」を結び、官軍として参戦、緒戦に勝利し朝廷にも認められる。パンは重臣らの思惑を無視して反乱軍を一気に壊滅すべくその拠点・南京に進撃。その激戦の中で3人の男たちの思い、義兄弟の契りも試練に直面していく。(113分)
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

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太平天国の乱は、清朝末期にキリスト教の影響を受けた反乱軍によって行われた。

史実では、この戦乱で軍功をあげ、両江総督にまで出世した馬新貽が、衆人環視の中、刺殺されるという事件がおきた。その犯人はすぐに捕まったが一切白状しなかったため、この暗殺事件の真相は謎のままであり、清朝末期の四大怪事件の一つとされている。

この暗殺事件は、これまでにも映画や劇などの題材として取り上げられており、映画では1973年の『ブラッド・ブラザース 刺馬』が有名らしい。この映画は、ティ・ロンの出世作と言われており、また当時は駆け出しであったジョン・ウーが助監督を務めたとのことである。

さらに「ブラッド・ブラザース 刺馬」は3人の男の義兄弟の契りと一人の女をめぐる愛憎、という構図になっており、本作「ウォーロード」はこのリメイクとも言われている。

(評価:★3)

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