[あらすじ] 貞子(2019/日)
沼田団地の一室で、1人の女(霊能師、祖父江：ともさかりえ)はクローゼットに鎖で閉じ込めた娘(姫嶋ひめか)に「お前は貞子の生まれ変わりだ」と声をかけた。そして「安心して、私も一緒だからね」と言って、手に持ったポリタンクの中身をぶちまけ、火を点ける･･と、一瞬後ろに気配を感じた。鎖が千切れた。少女が出てくる。天井の照明が砕け散った。火花が飛び、炎が燃え上がる。部屋の隅に、髪が長くて顔を覆った女が立っていた。
（まだまだ続きます）
その後その少女は、町をうろついているところを警察に保護された。記憶喪失で病院に送られ、臨床心理士の秋川茉優(マユ：池田エライザ)が担当になった。やがて少女は徐々に心を開くようになっていった。
一方茉優には唯一の家族の弟和真(カズマ：清水尋也)がいた。和真はビジネス学校に通っていたが、手っ取り早く金を稼ごうと、姉に黙って動画サイトを始めて登録者数の増加に躍起になっていた。
動画サイトで有名になるには、やってみた系、芸もの実演系、お色気、美容、肝試し等の心霊もの系があるとプロの石田さん(塚本高史)に言われ、ネットサーフィンで心霊スポットとして、沼田団地放火事件にたどり着いた。
今、彼の前には沼田団地の焼け跡の一室があった。「立ち入り禁止」のテープを越えて、どんどん部屋の中へ入っていく。焼けただれた家具や壁。そして白くかたどられた人跡。「クローゼットが有ります。鎖？入ってみます。おっ、お札が天井からずっーと貼られています！」。それは間違いなく、あの少女が暮らしたクローゼットだった･･･。99分
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