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[あらすじ] 無敵艦隊(1937/英)

1587年スペインはアルマダ(無敵艦隊)を擁し世界に君臨していた。王はフィリップ(レイモンド・マッシー)。それに立ち向かったのは女王エリザベス(フローラ・ロブソン)率いる小さな島国イギリスであった。半ば公認のドレーク提督によるスペイン商船への海賊行為に苦情を申し立ててもエリザベスは相手にしない。そんな中、海戦でドレーク指揮下のリチャード・インゴール卿と息子マイケル(ローレンス・オリヴィエ)がスペインのミゲル提督に捕まる。二人は友達であった為、リチャードは息子マイケルのみの命乞いをし、聞き入れられる。故国イギリスに帰ったマイケルには許嫁のシンシア(ヴィヴィアン・リー)−女王の側近の孫娘であり女王の女中も勤めている−がいた。久しぶりに会って喜びに浸る二人。・・
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しかし一方で事件が起きていた。スペインの間諜を誤って殺してしまったのだ。急遽マイケルをその間諜に化けさせスペインに送り込むことになる。・・・。世界歴史上有名なスペインのアルマダ(無敵艦隊)と大英帝国の勃興を描く。

更に、映画史上有名なローレンス・オリヴィエとヴィヴィアン・リーの不倫物語についてふれる。

1936年英国にヴィヴィアン・リーという舞台女優がいた。彼女は結婚しており娘もいた。が役者業が好きで家庭に専念できなかった。迷っている時に来たオファーが「無敵艦隊」。その打ち合わせに撮影所に行った彼女はそこでローレンス・オリヴィエと会う。恋の火花が散る。一目惚れだった。ローレンス・オリヴィエ29才、ヴィヴィアン・リー23才。ローレンスは人気上昇中の若手トップスターだった。やがてマスコミが嗅ぎ付け大騒ぎになる。二人の仲は公のものとなってしまうが、離婚は各々拒否される。そしてオリヴィエは映画「嵐が丘」のために渡米。顔を見たさに米に行ったリーがたまたま「風と共に去りぬ」の製作者の弟の目に留まり、主役に抜擢されるという運命の面白さ。そして'40二人は念願の結婚にこぎつける。結婚後初の共演作は「美女ありき」。「無敵艦隊」の続編であり、奇しくも不倫物語だった。

(評価:★4)

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