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[あらすじ] 仕組まれた罠(1954/米)

朝鮮戦争から帰還したジェフ(グレン・フォード)は元の電車の機関士の職場に戻って来た。車庫で、操車場長助手のカール(ブロデリック・クロフォード)に会う―「結婚したが、歳が離れていると大変だよ」。そのカールの家。落胆して彼が若い妻ビッキー(グロリア・グレアム)に言う「クビになった。貨物の食品が腐っていた。それを場長め、俺のミスにしやがった。殴りかかった俺も悪いが。―そうだ、お前、オーエンズさんを知っていたな。オーエンズさんは大荷主だ。頼んで、会社の上層部にTELしてもらえないかな。」「知ってるって、お母さんが家政婦だっただけよ・・・私、気乗りしないな」(まだまだ続きます)
KEI

とは言ったものの、再三の頼みに渋々OKをする。明くる日2人で町へ行き、ビッキー1人で会いに行き、カールはビッキーの友のアパートで待っている事にした。

・・・オーエンズさんの重役室。「昔より体付きがふっくらとして来たじゃないか」。

・・・ビッキーは帰ってこない。いらだつカール。夕刻やっと帰って来る。「復職になったわ。その場でTELしてもらった。」カール「それはいいとして、遅かったじゃないか。」「・・・バーに行ってたのよ。頼み事をして、ハイさようならとは行かないでしょ」「怪しいな。オーエンズさんと何かあったんじゃないか」「何言ってるのよ。私、疲れてるの。触らないで!」「何でそう逃げるんだ。ます々怪しい。本当の事を言え!」逆上したカールはビッキーを平手打ちする。「お前は、お下がりじゃないのか。人をコケにしやがって。本当の事を云う迄、容赦しないぞ!」さらに殴り続ける。「やめて。本当の事を言うわ。」

[これはSM小説ではありません。原作は文豪ゾラです。こんなのはここ迄。もう少し、続けます]

カールが言う「オーエンズめ。許さないぞ。そうだ、今夜シカゴへ立つと言ってたな。手紙を書け。―あなたの列車のコンパートメント(個室)に夜行きます。ビッキーより―だ」

夜、列車内でこっそり個室に行く2人。ドアをノック。開くと即入り、カールはオーエンズをナイフで殺してしまう。呆然としているビッキーの手を取り、自分の号車に戻ろうと行くと、連結部であのジェフがタバコを吸っているのが見えた。仕事の関係で乗っていたのだ。「あいつめ。まだ、お前を知らなかったな。何とかして、あいつを何処かへ連れて行くんだ」

この場面で初めてビッキーとジェフが顔を合わすのだが、カールから心が離れていたビッキーは、その後段々とジェフに近づいていく。この3人の愛憎劇の行きつく果ては?91分。

(評価:★4)

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