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[あらすじ] 手紙(2002/日)

石川県能登金剛の絶壁の上に若い女が一人。自殺しようとしている早穂子(風吹ジュン)だ。後ろから声を掛けたのは年配の男大森(小林桂樹)だった。彼も妻亡き後、力が抜けた毎日を送っていてここへ来たのだ。が自殺を勧める訳にもいかず・・・。大森は金沢の山合いの二俣町の指定郵便局[明治時代からの郵便局の一形態。局長が世襲制。’07年廃止]の局長をしていた。そして10年後。早穂子は大森の長男恒一(こういち:古谷一行)と結婚している。が後妻の為、1人息子(神部冬馬)には中々受け入れてもらえなかった。(もう少し続きます)
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一方大森は引退し、恒一は、交通事故で車椅子の妹二三子(ふみこ:丸山秀美)に局長職を譲り、自分は一介の郵便配達人[郵便外務職員]として勤めていた。これは彼が、町の皆との交流を大切にしたい―老人も多く、簡単な買い物等の用事も引き受けていた―からだった。

その老人の中には、息子が詐欺で警察に追われているがいつも何処からか封書を送ってくれるのを楽しみにしている、すぎ乃ばあさん(菅井きん)とか、元気で文句ばかり言っている慶蔵けいぞうじいさん(長門裕之)とか、また子持ちの偏屈な陶芸家黒沢(辰巳琢郎)らがいた。

ある日、偶然が重なって、恒一の手紙を積んだ郵便バイクが盗まれるという大事件が起きる・・・、107分。

平成14年度文化庁映画芸術振興事業作品。

(評価:★4)

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