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[あらすじ] 天の高みへ(1977/伊)

ある日、一群の人々がローマ法王庁を訪れた。司祭や修道尼、労組の代表者、医師や無垢な少女、聾唖者たち…。彼らはこれから法王に謁見する興奮に浮かされていた。案内役に導かれて応接室ほどもある大エレベーターに乗り込んだ人々は、これに最上階へと送り届けられるはずだった。だが変化がない。10分、15分たってもエレベーターはどこかに到着せず、人々は訝る。男たちはドアに体当たりし、女たちは救済を求めて声をあげる。しかし何事も起こらない。疲れやイライラに急き立てられる人々は、だんだんに怒りを募らせる。尿意に失禁し、壁面を燭台で殴り、飢えや渇きを感じ始める。そして、暴力への欲求は高まってゆく。〔83分〕
(★4 水那岐)

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