[あらすじ] スープとイデオロギー(2021/韓国=日)
北朝鮮に忠誠を誓う両親に翻弄された家族との葛藤を描いてきた在日コリアンヤン・ヨンヒ監督が、そこにひとつの得心を見出すまでのドキュメンタリー。朝鮮総連の活動家だった父亡きあとも、借金をしながら北朝鮮で暮らす息子たちへの仕送りを続ける年老いた母。その執拗な忠誠心にヨンヒは苛立ちを覚えていた。そんな日々が続くなかヨンヒは日本人の婚約者を母に紹介する。朝鮮人以外との結婚は認めないと言っていた母だが、嬉々として故郷の鶏ガラスープを手作りして彼を歓待した。やがて母は18歳のときに故郷で遭遇した惨劇のことを語り始める。それは1948年に起きた韓国史のタブーとされる大量虐殺「済州島 4・3事件」の記憶だった。(118分)
(ぽんしゅう)
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