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[あらすじ] 沖縄 うりずんの雨(2015/日)

老人と海』『チョムスキー9.11』『映画日本国憲法』のジャン=ユンカーマン監督が沖縄戦から<現在>の沖縄に迫るドキュメンタリー。第1部「沖縄戦」第2部「占領」第3部「凌辱」第4部「明日へ」からなる。シグロ30周年記念映画。◆ 2015年第89回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位/第70回毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞〔148分/カラー/配給:シグロ〕
死ぬまでシネマ

「うりずん」とは琉球の言葉で冬が終わって大地が暖かくなってくる頃を意味する。初夏とする記述もあるが、旧暦の2〜3月頃、詰まり新暦では2月末〜4月末頃迄を指すらしい(梅雨入り迄?)。

     ◆     ◆     ◆

沖縄戦は、1945年3月23日の空襲開始から26日の沖縄本島西方=慶良間(けらま)諸島への上陸で始まり、4月1日には沖縄本島中西部=読谷山(ゆんたんざ)村への上陸となった。米軍による「鉄の暴風」と呼ばれる激しい砲撃に曝され、日本軍は南北に分かれて敗戦を重ね、5月3〜4日に反撃の総攻撃を行なったもののそれを最後として、6月23日に司令官・参謀長が沖縄本島南端=摩文仁(まぶに)の軍司令部で自決し組織的戦闘は終結した。島民を巻込んでの全島でのゲリラ戦で、有名なひめゆり学徒隊や鉄血勤皇隊・護郷隊といった少年少女の悲劇も起きた。ゲリラ戦は組織的戦闘の終結後も、本土の敗戦後まで続いた。

(評価:★3)

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