刑事の仁科（渡瀬恒彦）は外人貿易商殺害の濡れ衣を着せられ自ら真犯人を捜すべく姿をくらましたが、彼を罠にはめたのは実業家の平井（田中明夫）であった。実は平井は政治家の中臣（佐分利信）と終戦間際に消息を断った爆撃機が積んでいたという莫大な金塊をめぐって敵対しており、仁科はその対立の尖兵として白羽の矢をたてられたのである。そして、誘いに乗ることになった仁科は中臣の息子で元警視庁エリートの克明（夏八木勲）率いるコンバット部隊との激闘に突入して行く…。日活ニューアクションの俊英長谷部安春を登用した西村寿行原作の角川映画。