２週間の鑑別所暮らしを経て、浅井少年（山田幸男）は久里浜の明治少年院に回された。彼は仲間と一緒に宝石店強盗をして捕まったのである。クリーニング班に回された浅井少年は、班長の江上（伊藤正幸）と対立し私刑を加えられる。やがて、木工科に転属させられたが、そこの班長の藤川（山崎耕一郎）は男気のある男であった。浅井少年は、木工科の出張少年（吉武広和）と過去の想い出を語り合う…。６１年キネマ旬報賞監督賞、毎日映画コンクール音楽賞受賞。