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[あらすじ] たたり(1963/米)

寝たきりの母親の介護に青春時代を費やしてしまったエレノア(クレア・ブルーム)は、居候している姉夫婦とも折り合いが悪く、とうとう自動車で家を飛び出してしまう。行き先はボストン郊外にある豪邸「ヒルハウス」。彼女はマークウェイ博士という人物から招待を受けており、これを人生の転機のチャンスと考えていた。ヒルハウスに到着したエレノアはこの屋敷のただならぬ雰囲気を敏感に感じ取っていたが、そこには博士(リチャード・ジョンソン)のほか、美人で気の強いセオドラ(ジュリー・ハリス)、所有者の甥ルーク(ラス・タンブリン)がいた。
ジョー・チップ

心霊研究家でもある博士は幽霊屋敷として有名なこのヒルハウスの研究のため、助手として霊感の強い二人の女性を選んだのであった。やがて次々と起こる怪現象!だがエレノアは恐怖と同時にこの屋敷に奇妙な親近感を抱いていることに気がついた。ここに居たい、そう思っていたのだ。そしてある日ルークがホールの壁に巨大な文字が書かれているのを発見した。「助けてエレノア、帰ってきて」・・・                                                                                                                 ロバート・ワイズ監督が『ウェストサイド物語』と『サウンド・オブ・ミュージック』の間に撮った映画。幽霊の実体を見せずに音やシチュエイションだけで恐怖感を表現し、あえて「結局幽霊なんて居なかったのでは?」とも受け取れる演出をすることによって物語に深みを与えている。 近年ヤン・デ・ボン監督が『ホーンティング』としてリメイクし、前作とは正反対のホンモノの幽霊をバンバン見せるという方針で望んだが、結局オリジナルの優秀さを際だたせてしまった。

(評価:★4)

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