[あらすじ] かれらに音楽を(1939/米)
下町ブルックリンに住む少年フランキーは、不良仲間と悪さを続けていたが、たまりかねた義父に「今度やったら、少年院行きだ」と地下室に閉じ込められる。窓から逃げ出そうとした時、踏み台にした箱が壊れ、中からヴァイオリンケースが出て来る。それを持って抜け出した彼は、質屋へ行き、金に換える。その後、警官に追われるフランキーが飛び込んだのは、音楽ホールだった。折りしもヴァイオリンの名手ヤッシャ・ハイフェッツ(本人)の演奏が始まった。それを聞きながら、うっとりとするフランキー・・・。(まだまだ続きます)
演奏会が終わって、町を歩いて行くと、あの質屋の前に来た。ヴァイオリン・・・彼は思い出した。死んだ実父がその奏者で、幼い頃いろいろ教えてくれたのだ。彼はヴァイオリンを買い戻して家へ帰る。そして母親の前で弾いていると、義父が帰って来る。どこから盗んで来たのだ―、うるさい―といつも通りの口論になり、ヴァイオリンは壊れ、義父は怒鳴る「少年院だ!警察を呼べ」。又着の身着のまま、家から土砂降りの中を飛び出した。裏通り、音楽に誘われて入った建物は、音楽学校だった。しかしその学校は経営困難に陥っており、音楽以外は全く興味のない父親ローソン(ウォルター・ブレナン)の代わりに経営をしている娘アン(アンドレア・リーズ)の前には、3人の債権者が居座っていた・・・、102分。
登場曲目
1,サン・サーンス 「序奏とロンド・カプリチオーゾ」 by ハイフェッツ
2,ヴェルディ歌劇「リゴレット」より「慕わしい人の名は」 by 音楽学校生徒
3,グリゴラシュ・ディニク 「ホラ・スタッカート」 by ハイフェッツ
4,マヌエル・ポンヤ 「エストレリータ」 by ハイフェッツ
5,ロッシーニ 歌劇 「セビリアの理髪師」より by 音楽学校生徒
6,ショパン 「小犬のワルツ」 by ハイフェッツ
7,チャイコフスキー 「メロディ」 by ハイフェッツ
8,メンデルスゾーン、ヴァイオリン協奏曲第3楽章 by ハイフェッツ
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尚、本作はアカデミー作曲、編曲賞にノミネートされている。
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