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[あらすじ] 鬼婆(1964/日)

乱世。何処までも続くススキ野原を、傷を負った仲間を背負い逃げる鎧武者が、誰かに刺され息絶えた。ババア(乙羽信子)と嫁(吉村実子)の仕業である。彼女らは武者の武具を剥ぎ取り、故買屋(殿山泰司)に売り払った。そんな日々のうちに、セガレの仲間の八(佐藤慶)が帰ってくる。男と判れば戦わされる世の中をすり抜け、セガレを置き去りに逃げてきたのだ。八は嫁を誘惑し、嫁もまたおのれの欲望の捌け口を求めた。それに気づいていたババアは、ある日嫁のあとを追ってゆこうとする。すると見知らぬ鎧武者が道案内を求める。武者は般若の面を被っていた。〔近代映画協会/103分/モノクロ/シネスコ〕
(★3 水那岐)

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