ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ (2018/伊=仏=独)
Hitler contro Picasso e gli altri
Hitler Versus Picasso and The Others
あらすじ | アドルフ・ヒトラーのナチスは、その方向性を文化面においても徐々に明確なものにしていった。その代表的な政策のひとつが、「大ドイツ芸術展」に代表されるアーリア民族の健康的な生活を賛美する芸術の奨励であり、その一方で堕落した東方諸民族の主導する(といわれる)「退廃芸術」の排斥と追放である。ユダヤ人創作家であるマルク・シャガールら異民族、狂気に裏打ちされた抽象芸術家ヴァシリー・カンディンスキーや黒人芸術を理想化するパブロ・ピカソらがやり玉に挙げられ、かれらの作品群は所蔵家らより巻き上げられ、「退廃芸術展」に展示されたのち消息を絶った。数十万点に及ぶこれら作品群はどこに消えたのか。カメラは消失した幻の名作を追う。〔97分〕 (水那岐) | [投票] |
★2 | 淡々とした語り口は好ましく聞こえもするが、少々の例が列記されるだけでこころ動かされる挿話があるわけではない。ピカソのいう「芸術作品とは大衆の武器だ」ということばを引用するなら実例を示したほうが効果的なはずだ。そしてナチに好意的であるわけもない自分も、ヒトラーの愛した傾向の芸術をも堪能してみたいのだ。言うまでもなく「罰されるべきは個人であって作品に罪はない」。 (水那岐) | [投票] |
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