ヒッチコック博士の恐ろしい秘密 (1962/伊)
L'orribile segreto del Dr. Hichcock
The Horrible Dr. Hichcock
あらすじ | 舞台は世紀末のロンドン。高名な神経科医のヒッチコック博士は、実は私生活では妻のマルガリータを薬漬けにして動けなくしてから犯す屍姦趣味の持ち主だった。ある時、誤って麻酔を過量投与してしまい、半睡半醒の愛妻を死なせてしまう。12年後、不幸な事故から立ち直った博士は、若くて美しいシンシアと再婚して、前妻の思い出が残る場所へ再び戻ってくる。長引く不在の間にすっかり荒れ果ててしまった屋敷の奥から、夜の帳を貫いて聞えてきたのは女性の苦しげな呻き声だった。咄嗟に召使のマルタは精神を病んだ妹の仕業だと言い訳する。その晩、シンシアは寝室の窓から雷雨の夜闇に紛れて白い人影が庭園を横切るのを目撃する (袋のうさぎ) | [投票] |
★4 | まだまだイタロ・ゴシックには隠れた名作があった!そんなにバタバタと人が死ぬわけでもないので若干中弛みするが、終盤にかけて一気に盛り返す。窓枠やカーテン、隠し階段や地下道を使った視線の誘導のサスペンス、カラーなのにモノクロのように強い光と闇のコントラストから生まれる目眩まし/死角の脅威、どこがどう通じているのか途中でわからなくなる屋敷の迷宮然とした内部構造も袋の鼠になった新妻の恐慌を弥増しに煽る (袋のうさぎ) | [投票] |
5点 | 0人 | |
4点 | 1人 | * |
3点 | 0人 | |
2点 | 0人 | |
1点 | 0人 | |
計 | 1人 | 平均 ★4.0(* = 1) |