嵐を呼ぶ十八人(1963/日)ファンのコメント
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嵐を呼ぶ十八人(1963/日) |
十八人の名前(役名)すらないガキどもが、疾走する画は何ものにも代えがたい。由来不明の勢い。吉田喜重によって、というよりむしろ偶然によって産まれた傑作か。 [review] (オノエル) | [投票(3)] | |
十八人各々の個性を描くという無茶をせずに「十八人」という集団として捉えその無秩序なアクションを一貫して画面に収める聡明さ。造船場の火花や宿舎の暗がり、川辺の風景や野球場の照明落とし。光と影のコントラストを強調し、その空間を冷ややかに切り取る成島東一郎の撮影。松竹時代の吉田喜重作品はどれも一級品だ。 (赤い戦車) | [投票] | |
展開に大した面白みはないが少年労働者たちの豪放な描写が良い。共通の敵を意識することでしか育まれ得ない団結は、愛とも友情とも成り得ない、モロく儚いものであるけれども、しかし、彼らにはそれが必要だった、ということだろう。 (町田) | [投票] |