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[コメント] ガンヘッド(1989/日)

公開寺は小学4年生。本作の存在を知った当初は「洋画」だと信じて疑わなかった。
荒馬大介

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ちなみにその映画の情報源は「学研の科学・4年生」。そういえば『クライシス2050』の情報もこの雑誌で知って、やっぱり洋画だと信じて疑わなかった。

 その理由ははっきりしないが、おそらく当時の自分は「日本の特撮映画=怪獣映画」で、邦画SFというジャンルが頭の中にまるで入っていなかったのだろう。そこに『ガンヘッド』である。いかつい巨大ロボットが登場するような映画を「邦画」と結びつけることなど不可能だったに違いない。結局その当時は本作を観ることなく終わり、初鑑賞は中学3年生にTV放映されてからだったが、「ドラマが分かりづらい」という印象が先に来てしまい、途中で観るのを諦めた。

 ではあったが……一応録画していたので後に続きを鑑賞した際、評価を変えた。音楽がカッコイイ。これのサントラ版は無いのか、と思って調べたが、公開当時に一度出たきりで再販もされて無いそうである。時々TV番組では緊迫感のあるシーンでBGMとして使われたりしているところを見ると、音楽面での収穫はあったようだ。

 特撮も結構どころか凄い迫力。メカ描写も、まさか操演で引っ張ってるとは思えない。何だ、こんな映画も撮れるんじゃないか、と感心した覚えがある。それと同様のことを数年後『ガメラ 大怪獣空中決戦』でも考えたわけだけど、本作も自分の中ではそれなりの衝撃があったわけです。だとすると……本作が低評価なのはやはり本編のせい?それとも作った時期がまだ早すぎたのか?

 いずれにせよ、この手の日本製SF映画は全然少ない。それが本作の不遇の原因かと思えてしまうのは考えすぎ?

(評価:★3)

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