アンチヒーローが魅力的である一つの理由は、精神面の弱さを排除したその冷徹さにあると思われます(身体能力がスゲーってのは付随的なものだと思うんですよー)。それゆえそんな奴の相手には、超人的に精神力がタフな下衆野郎か、本能120%のモンスター野郎でないとなかなかバランスが取れないし、それでないとアンチヒーローの方も魅力半減です。その点で前作はリディックの人間離れした身体的･精神的能力が大爆発したと思うわけです。なのに今回、ボスが「あんたはフューリア人に殺されるぜ！」って予言にビビりまくるチキン野郎だった上に、ネクロモンガーもいまいち精神的統率に欠けている奴が多くて･･･そんなんでリディックの相手がつとまるか！

とか思っていたらキーラが殺られちゃってなんだかリディックまでうるうるしてるし･･･うぉーなんだこの生ぬるさは！？おまいらもっかいエスケープ･フロム･シリーズ(って2つしかないケド)再鑑賞から出直しじゃい！