[コメント] 大災難P.T.A.(1987/米)
究極の“ロード”ムービーが始終絶えることなく希求しつづけた“ホーム”、それは…
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
やはり、「階段を下りてくる美女」だった!
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デル(ジョン・キャンディ)がいつも持ち歩いている巨大なトランクの意味するもの――。
それは、ラストで名曲♪エブリタイム・ユー・ゴー・アウェイが流れることにより、明らかにされる。
妻に死なれ、家庭を失って流浪の旅を続ける男が引き摺って歩かなければならない、どうしようもなく重く、巨大な“悲しみ”のシンボル、それがあのトランクだ。
デルが抱える巨大な悲しみを知ってしまったニール(スティーブ・マーチン)が、彼を自宅へと連れて帰る終盤。
シカゴのサバービアを、トランクを仲良くふたりで持って歩くロング・ショットの何と美しいことか!(ちなみにこのシーンの写真はぴあシネマクラブにも載っている)
ロード・ムービーの、そしてホーム・ムービーの最高傑作。
見るべし。
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