涙目になってました。　序盤ジョン・キャンディ演じるデルの本当の姿をなんとなくは予想したにもかかわらずそれをも忘れさせるハチャメチャなシーンの数々。

初対面ながらもなにかきっかけがあればベラベラとしゃべりまくるこのオッサン、 ただのおしゃべり好きなだけじゃなかったんだ。

誰かとどこかに泊まりに行ったとき、寝ようとするけどなんとなくウキウキしちゃって眠れない。そういう時、あります。まさしくこのオッサンがそうではないか。

「本当の幸せ」があった時間からしばらく遠のいていた彼が、偶然知り合った二ールに見せるこのオッサンのしぐさ、観ていてこんな奴絶対ヤダよと思っていた「デル」の本当の姿を見たとき、駅の長椅子にちょこんと座ってる「デル」を見たとき、私の涙腺は満タン状態になってしまいました。

今までイヤイヤ持っていたデルの大きな荷物を自分の家に向かって二人で運んでいたときの二ールの表情はまったく違ってた。妻に友人を紹介すると言ったニールの表情も素敵。

帰った夫をただお帰りなさいと抱きしめる妻。　うーん夫婦愛。 初めはアホ映画だと思って見ていたが、うん、いいものを見せてもらいました。

…はっ！「タクシーレーサー」役のケビン・ベーコンが目当てだったんだ。 　　でもケビンの姿なんてかすんじゃったい。