カウリスマキ：基本的にそれほど好きな監督ではなかったこともあり、退屈。端からこれを出されたのが全体を通して失敗（個人的に）。２点。

エリセ：そもそも、この話にしても、すべてのカットに関して、最低でもこの２倍の長さが必要。でも、エリセが悪いんじゃない、エリセに１０分しか与えないヤツが悪いんだ。…期待したのに。３点。

ヘルツォーク：興味深いドキュメンタリーだが、１０分で語れるような題材でもない。コンセプト先行すぎ。３点。

ジャームッシュ：文句なし。５点。

ヴェンダース：小綺麗にまとめられているが、アメリカナイズされているような気もしなくもない。３点。

スパイク・リー：政治ネタは別にいいんだけど、はやい。字幕も読みにくいし。２点。

チェン・カイコー：中国の今を捉えるだけではなく、そこにドラマとファンタジーを絡ませて１０分にまとめるあたり、物語る力において他の監督に対し頭ひとつ出ているといった印象。ただ、目新しさが少ない。４点。