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[コメント] オカンの嫁入り(2010/日)

大竹しのぶ宮崎あおい、どこかがミスマッチ。母の演技+娘の演技≠親子の演技になっちゃった感じがする。でも桐谷健太は頑張ってくれたよ。
のぶれば

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







映画を見終わったとき、こんな母娘関係はありなの?って疑問を持ってしまった。 私の中で、大竹しのぶと宮崎あおいは、母娘じゃなくて、ライバル関係に映っちゃった。単に意地の張り合いをしているだけのような感じ。母娘対決の場面だけじゃなく、仲睦まじい母娘を演じてる場面でさえ、演技が喧嘩してるような感じと言えばいいだろうか。それぞれのキャラクターを演じることに一生懸命で、二人の息が合ってないように感じられたのだ。

桐谷健太の、それでも明るく振舞う姿に一番納得した。役の上でも、母娘の間でおたおたしてるはずなのに健気に笑顔でいて挫けない。國村隼も、うまく母娘の間に入って、二人を見守っている感じが好印象だった。男優二人は母娘を親子としてとらえていた気がする。

それだけに、女優二人が演技の張り合いをしている感じになったのは、もったいない。きっと二人とも、相手が違うキャスティングになっても、同じ演技をしたのではないだろうか。母は母の演技をし、娘は娘の演技をし、でも、二人そろって親子になれていない気がしたので候。

(評価:★3)

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