[コメント] アデル ファラオと復活の秘薬(2010/仏)
何だがよく分からないノリの映画だったが、主人公アデル演じるルイーズ・ブルゴワンの爽快な演技を楽しんだ。
こう言っては失礼かもしれないが、古くさいヨーロッパの喜劇を観ているかのようだった。ハリウッド映画に慣れてしまった人間には、演出、ストーリーの転換の仕方、ユーモアのセンス、キャラクターの性格付けがすごく特殊に思え、いちいち戸惑いを覚えながら鑑賞した。
翼竜やミイラのSFXは、良くで来ていると思うが、格別に凄いというわけではなかった。
インディアナ・ジョーンズのような大冒険活劇が続くのかと思ったら、そういう訳でも無い。
フランス流のユーモア何だろうなと思う所では、今ひとつ乗り切れずに、オチに乗り遅れてしまった寂しさを味わった。
そんな中、主人公アデルを演じるルイーズ・ブルゴワンのサバサバとした演技だけが、ボヤけてしまった視界の中でそこだけにピントがあっていたかのようにハッキリ印象に残った。後から思い返してみれば、あの警部役のオッサン(!)もいい味出してたのだけれど。
正直に言って、期待したしていた内容と全然違ったので肩透かしを喰らった感があるのだが、なぜか憎む事ができない不思議な作品。次回作があったら見に行ってしまうかもしれない。
2010年7月4日(日) TOHOシネマズ 上大岡
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