何となく微笑ましいのは，やはり男と女が相手を思いやりながら協力し合うダンスだからではないか？と思う。

人物設定やストーリー展開には共感できないところも多いのだが，しかしこの作品，映画としての出来をどうこう言う前に，見ていて元気になれる。そこがいい。

ただ，登場人物が個性的なのは良いとしても，あまりにステレオタイプに（型に填めて）描かれているのが非常に気になった。この作品のおかげで社交ダンスがブームになったが，社交ダンスって，こんな変人ばかりじゃなく，もう少し普通の人（時間と金に余裕のある年配の男女とか）が多いような気がするが…。