コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] オリヲン座からの招待状(2007/日)

蛍のシーンなんだけど
さず

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







加瀬亮は捕まえた蛍を手に宮沢りえの寝間に行くんですよ。 いよいよだと思うじゃないですか。

で、りえ加瀬が入れるように蚊帳を大きく捲り上げてあげるのに、加瀬は蛍を捕らえている手だけしか入れないんですよ。

いやいやありえへんわ。何のために手を籠にした?

僕としては「何もなかった」と言うんはこの時代の人の奥ゆかしさで、 実際は違うんやと思いたいんですよ。

「僕、ずっとオリヲン座を守るさかい。トヨはん、ここで、いつまでも、一緒に”写真”かけてもらえますか?」 「おおきに」

ってプロポーズ(としか思えない)シーンもあったしね。

オリヲン座から最終興行の招待を受けた田口トモロヲ樋口加奈子が現代の視点から「一昔前(戦後)」のオリヲン座を眺めている にしても、さらに「一昔前(戦前、もしくは戦中)」の『無法松の一生』よりは進化していて欲しかったなぁ。

それにしても、現代のシーンはおざなりでしたね。 離婚寸前とは言え、とても貧乏な幼少期を共に生き延びたとは思えない田口樋口の会話や、 原田芳雄のオリヲン座最終興行の口上もなんだか愚痴や繰り言になっていて興ざめでした。

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。