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[コメント] 薬指の標本(2004/仏=独=英)

この、どこからどう見てもヨーロッパ映画にしか見えないこの作品の原作者が日本人であることに、驚きを禁じ得ないとともに、なぜか誇らしくもあります。
さず

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







古い女子寮。標本士。身体を侵食する靴。

舞台も出てくる職業も、各々のエピソードもとても日本とは思えない。フランスの寂れた地方都市がしっくりくる。

主人公の女性ももはや日本人女性ではイメージ出来ない。というかオルガ・キュリレンコ以外考えられない。

靴に取り込まれてしまった主人公のように、監督の作った世界に見事に取り込まれてしまった。見事な構築力です。

あ、原作の標本技術士の名は弟子丸でした。僕にはわからなかったけど、なにか意味があったのかな?

(評価:★5)

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