[コメント] ダメージ(1992/英=仏)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
25年前にも観てたのですが内容等は殆ど忘れてまして、今回、娘がDVDを借りてきて二人で鑑賞。(妻は夕飯の支度中でした)。
シツコイ情事シーンについてですが、最初は、この監督のことだから、きっとスタイリッシュに撮っているつもり、きっと現代フランス的なつもりなんだろうなあ、とか思って大目にみてました。が、 あまりにシツコイし、こっちは父娘で観てるし、アイアンズもビノッシュも血管浮かせてエグイ演技だし、ということでだんだん腹が立ってきました。観終わったときにはもう懲り懲りといったダメージをこちら側が受けてました。
しかし娘から「わざと汚いもののように撮ってる」という感想を聞かされ、フランス人に対する他国の人間からのイメージを自虐として描いている、のかも、と少し納得。「フランス人のことをこう思ってるんだろ!」みたいに。
更に、もしかしたらイギリスとフランスの関係をアイアンズとビノッシュでメタファーとして描いている!?・・・まあでも、そこまで深読みしてみる気力は私にはもう残っていません、ダメージ強すぎましたので。どなたかまだダメージ受けてない人ににそういった解釈で観てみて頂けたらと思っております。(堕ちていく人物が主人公のドラマというのは観てる方も痛くて辛くなります。この監督の「死刑台・・」も確かそうだった様に覚えています)。
因みに:
息子が部屋に入って来てアレを目撃する寸前に、うちの妻も部屋に入ってきて
妻「ご飯出来ましたよ〜ってあんたら何観てるの!?」
私「いや、でも、あの、その、名匠の映画だから、その、名作です!」
ヌーヴェルヴァーグの巨匠!ルイ・マルです!(赤面)
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。