[コメント] マイティ・ソー(2011/米)
ロキに感情移入しまくった、こいつは俺か。
そもそも、この映画のいいところは原作のソーのオリジン(誕生秘話)におけるクソややこしい頭がこんがらがるような輪廻転生だとかドナルド・ブレイク関連の設定をわかりやすく描き、このアスガルドの民も神様だけど宇宙の一種族に過ぎないんだということをすごくわかりやすく描いてる。
この辺はケネス・ブラナー様様といえるだろう。
まず、ソーがバカすぎる。次回作のアベンジャーズを観る限り多少は成長したんだろうが脳味噌が筋肉でできすぎである。しかし、なぜかわからないけどこういう奴に限って一族から愛されている。
ムカつく、チョームカつくでもすげぇ根はいい人そうで憎めない。
その点、ロキさんはどうでしょうか。すげぇ冷静で父親の愛を求めているが周囲の一族の人間からは1ミリも信用されてないし、正直喧嘩も弱いし自己主張も少ないからかあまり人望も薄い。
おぉなんということだ、こやつは俺か。
というわけでロキサイドから感情移入しまくりながら観てました、その結果オイオイ泣きました。
そうなんだよねぇ、俺のことを見下してる輩なんて死んでも生きてもどうでもいいけどなぜかわからないけど周囲に人望のある「いい奴」ってなぜか俺にも助け舟出しやがるんだよなぁ。
クソ野郎、壁殴っちまった。
そんなわけでこの映画は楽しめました、どのキャラにも愛のある目でみられてる映画です。愛がないとすればしいて言えば氷の巨人一族ぐらいですね。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。